2015年2月10日火曜日

Al Di Meola流、フルピッキングによる速弾きの練習フレーズを紹介します!

Al Di Meola流、フルピッキングによる速弾きの練習フレーズを紹介します!

Al Di Meolaは速いフレーズにおいてもハンマリングやプリングなどの左手のテクニックに頼らず、すべての音をピッキングしてひとつひとつの音をしっかりと出していきます。
これがAl Di Meolaのエネルギッシュな音を生み出しているわけですね。

また、あまり速弾きをやらないスタイルのギタリストでもある程度、速弾きの練習を積んでおくことをお勧めします。
指の運動能力の上限を上げることで普段のプレイにさらに正確性や余裕をもたらすことができるからです。
例えば200km/hまで出せるエンジンで80km/h出すのと100km/hしか出せないエンジンで80km/h出すのとでは走りの質がまるで違ってきます。
指というエンジンの質を上げるための練習としても取り組んでもらえればと思います!


Al Di Meolaはメジャースケールの3番目のポジションを多様します。
1、2弦のインポジションが人差し指、中指、小指の組み合わせでできるので指が動きよいのです。
5f人差し指、6f中指、8f小指、6f中指の4音でひとまとまりのフレーズです。
これを8分音符とその倍の16分音符で弾くのを交互に繰り返します。
メトロノームに正確に合わせながらだんだんテンポを上げていきましょう
この8分と16分の瞬時の入れ替えもこの練習の重要な点です。
テンポの変わり目でリズムや音が乱れないよう意識してください。

このフレーズでは8fを押さえている間も5,6fの人差し指と中指を押さえたままにしがちですが、他の指に移った際にそれまで使っていた指は指板から離しましょう。
予め押弦しているのではなく、ピッキングと同時に弦を押さえるようにします。

そうする理由は2点あります。
1つ目は音質の観点からです。
ピンキングと同時に押さえることで音にさらにエネルギーを付加することができ、音の粒立ちが良くなります。
指を残したままで弾いた音はペラっとした印象になります。

2つ目は指の動きのメカニカル面からです。
使い終わった指をすぐにスタンバイ状態に戻し、次の動きに備えておくことが滑らかな運指において重要です。
力が入っている指を動かすには一度力を抜かなければなりません。
その力が強ければ強いほどオフにするのに時間がかかります。
押弦していない指の力を抜いて柔軟な状態に保っておくことで指の俊敏さを向上させることができます。

また、以上の点は速弾き以外のシングルノートやコード弾きにおいても、演奏の質を向上させる重要なポイントです。

確実にできるテンポから初めて少しづつスピードを上げていきましょう。
ぜひメトロノームに合わせて練習してください。
慣れてきたら2弦上で行ったり、他のポジションでもやってみましょう。
ぜひこのエクササイズを通してフィンがリング力を向上させてもらえればと思います!



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