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2015年10月31日土曜日

Pat Methenyの秘密に挑む 3 〜左手人差し指によるミュート〜

Here To Stayのテーマ部分よりパット・メセニーの運指とミュートのコンセプトについて考察したいと思います。

このテーマは映像をみると中指と小指という指使いで弾かれています。
一見、弾きづらい指使いですが、パットメセニーはどのような考えでこの運指を採用しているのでしょうか。


インポジションとミュートという観点から見ていくとこの難儀な指使いも非常にリーズナブル感じられます。
この2つの観点からこの運指を掘り下げていきたいと思います。

2015年9月30日水曜日

Pat Methenyの秘密に挑む 2 〜左手でも弦にエネルギーを加える〜

パットメセニーの音が持つ説得力は右手のピッキングのみならず左手のフィンガリングにも由来しています。

音の質はピッキングで決まるようなイメージがありますが左手でどのように弦を押さえるかでもかなり大きなファクターを占めています。



パットの左手を見ているととても大きな動作で左手のフィンガリングを行っているのがわかります。
今回はこのパット・メセニーの左手の動きについて解説したいと思います。

2015年9月28日月曜日

Pat Methenyの秘密に挑む 1 〜インポジションへの執拗なまでのこだわり〜

Pat Metheny Group、Live In JapanのHere To Stay、ソロ部のワンフレーズを採譜しました。ここから見えてくるパットの運指に対する考えを考察しましたのでフレーズのコンセプトと共に紹介したいと思います。

マイナーペンタトニック+αというギターにおいて弾きやすいかつポップに聴こえる音使いでくみ上げられたシンプルなフレーズです。
しかしながら、その指使いからパットの運指に対する考えを垣間みることができました。

キーポイントはインポジションに対する徹底的なこだわりです。
そのこだわり故の正確な運指とフレーズ展開がパットメセニーのアドリブの秘密の1つだと思います。