クリームの名曲、Sunshine Of your Loveのレッスンビデオを作成しました!
クリームはエリッククラプトンも在籍したハードロックの始祖とも言える60年代のバンドで、大音量のサウンド、ぶつかり合うようなアンサンブルの楽器、へヴィーなリフやギターソロなどハードロックの雛形を作ったといっていいでしょう。
Sunshine Of your Loveはそのクリームの2作目のアルバムの一曲目でロックの名曲、名リフの一つとして有名です。
ハードロックの祖と言えど意外と柔らかな曲も多いクリームですが、彼らのヘヴィーな一面を決定づけた曲と言えるのではないでしょうか。
今回のビデオはそのSunshine Of your Loveのメインリフが弾かれるAパートからキメ的なBパートまでの弾き方を解説したものです。
タブ譜も掲載しましたので動画と合わせてご覧ください!
・基本はダウンピッキング
リフは全てダウンピッキングで行います。
そうすることで音圧が整い、ヘヴィーな感じが出ます。
ハードロックのリフは基本的にダウンピッキングオンリーのものが多いです。
その端の一つがこの曲かもしれませんね。
またスタッカート気味に弾くと雰囲気が出るでしょう。
・3度和音のコード
ハードロックというと普通のコードから3度を抜いたパワーコードが王道ですが、60年代の曲ではパワーコードオンリーというものは意外と少ないのです。
例えば同世代のジミ・ヘンドリックスもパワーコードはほとんど使わず3度が入ったコードを使ってリフやバッキングを作っていますね。
パワーコードを前面に押し出したのはブラックサバスが最初と言われています。
それまでパワーコードがなかったわけではないですが、パワーコードオンリーのリフを量産したのはサバスが最初でしょう。
クリームの時代、60年代中盤から終わりにかけてはサイケデリックムーブメントが巻き起こっていました。
コードそれぞれのカラーがはっきりする3度入り和音によるハーモニーはサイケのカラフルな感じにつながっていると思います。
また3度入り和音だとダイアトニック外のコードに行った時、(モードが変わった時)の雰囲気の違いも際立地ます。 パワーコードだと意外と目立ちません。
簡単にいうとキーの音使いに従うと本来マイナーコードを弾くべきところでメジャーコードを弾く。
そうすると変に明るい、またインドっぽい、エスニックな感じがすると行ったような少し変わった雰囲気が出ます。
これがサイケ感の要因の一つだと思います。
・ウーマントーン
この曲はトーンを絞り込んだ比較的モコモコした音で録音されています。
これはウーマントーンと呼ばれ当時のクラプトンの看板的なサウンドとされてきました。
歪ませたレスポールでフロントピックアップを使いトーンを0にする、というのが定説でした。
最近はストラトで録音したんじゃないかという説も有力なようです。
ただ当時のレスポールやSGは今よりもかなり軽い乾燥した木が使われていたそうなので、ギブソン系でもかなりクリスピーな音も出るようです。
ライブではトーンを絞らずジャキジャキした音で演ってることが多いですね。
映像ではオープニングとエンディングの演奏はトーン0、喋っている最中の演奏はトーンフルとなっています。
あまりノブに触れる機会がなかった方も少し触ってみるとサウンドメイクの感覚が今までと違ってくると思います!
2018年2月18日(日)
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