2015年9月30日水曜日

Pat Methenyの秘密に挑む 2 〜左手でも弦にエネルギーを加える〜

パットメセニーの音が持つ説得力は右手のピッキングのみならず左手のフィンガリングにも由来しています。

音の質はピッキングで決まるようなイメージがありますが左手でどのように弦を押さえるかでもかなり大きなファクターを占めています。



パットの左手を見ているととても大きな動作で左手のフィンガリングを行っているのがわかります。
今回はこのパット・メセニーの左手の動きについて解説したいと思います。


パットは押弦を右手のピッキングと同時に、それも左の指を叩きつけるように行っています。
ピッキングと同時に左手でタッピングしているような感じですね。
左手で先に押さえてからピッキングというのが通例と捉えられがちですが、このようなフィンガリングを行うことで右手と左手の両方で弦にエネルギーを与えることができ、音の粒立ちがとても大きく違ってくるのです。

パットの左手を見ているととても大きな動作で左手のフィンガリングを行っているのがわかります。

かなり大きく振りかぶってから
ピッキングと同時に打ち下ろします。

普通に押さえてからピッキングするのと比べると音が前に飛んでいく感じが聴いてとれると思います。








フィンガリングを習得するために効果的なのが左手だけで音を出す練習です。
ハンマリングのときと同じ要領で指を打ち付け、右手のピッキング無しで音を出してみましょう。
最初は5、6、7、8フレットといったようなクロマチックで、慣れてきたらスケールやメロディーを弾いてみましょう。
指先の一番固い所でフレットの際をしっかり狙いましょう。
指先の一番いい所で指板上の一番いい所を狙わないとしっかりと音が出ないのでフィンガリング自体も自然と理想の形になります。

ぜひパットのような骨太のトーンを体得してもらえたらと思います!


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