スライド、グリスとは共に弦を押さえたまま指を滑らせるようにしてフレットを越えて音程を変えるテクニックです。
スタートとゴールのフレットを決めて行うのがスライド。
スタートかゴール、どちらかしか決まっていないのがグリッサンド、略してグリスと呼ばれます。
音程を上げる方向に動かすのがスライドアップ
反対に下げる方向に行くのがスライドダウンです。
スタート地点が曖昧でゴールだけ確定しているのがグリスアップ
スタートが確定していてゴールが曖昧なのがグリスダウンです
まず基本ですがしっかり指を立てましょう。
そして必ず指先からフレットを越えていきます。
指先が手においていかれないように。
フレットに指をぶつけるような感じでぐいっといきましょう。
フレットを越える際に指から弦への圧力が途切れてしまうと音も途切れてしまうので、いかにその圧力を保ったままフレットを越えるかがポイントです。
親指の使い方がポイントです。
短い距離のスライドでは親指の関節の開閉を使います。
親指の関節を開いて表の指を送り出すようにします。
手を回転させず手と指の形はそのままにしましょう。
親指の関節を動かすと親指の向きが変わります。
関節を閉じている時、いわゆる普通に構えた状態の時は上むき、関節を開いた時は外側の方に向きます。
長い距離のスライド、またはグリスでは親指の摩擦が邪魔になることがあります。
親指を摩擦から解放しつつ、表の指の圧力を保つためには腕全体を後ろに引っ張るような感じで腕の重みで弦抑えるようにします。
指で腕がネックにぶら下がっているような感じです。
移動開始時に腕をぶら下げるようにして親指を解放し、摩擦のない状態で移動します。
スライド、グリスにおいてもう一つ大事な点が目線です。
左手の移動よりも先に目線をゴール地点のフレットに移します。
ここまで左手を動かしてくるという認識を確実にするためです。
左手と一緒に目線が動いているようだとゴール地点の認識が曖昧になり、ミスにつながります。
先にゴールをしっかり見据えてそこに左手がフレームインしてくる感じです。
首を振って目線を動かすと指板全体の把握がぶれるのでなるべく目線だけ移動させるようにしましょう。
以上の点に注目して練習してみてください!
2018年2月18日(日)
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