2018年8月11日土曜日

ポーランド発の高性能ワウペダル、G-LAB WW-1 WOWEE-WAH使用レビュー!

今回は僕が使っているワウペダル、G-LAB社のWW-1 WOWEE-WAHを紹介します!
ワウというと飛び道具的な過激な使い方から、ゆったりと情感的な使い方もできてギター表現の幅を広げてくれるペダルです。

昨今は定番のVoxやクライベイビーに加えて、かなり多くのモデルが各社からリリースされています。
一方でサウンドのクオリティーや方向性なども様々で、さらにプロユースに足るものというとなかなか数は多くないのではないかと思います。

それだけにいろいろなワウを試してきたという方も多いのではないでしょうか。
僕自身も音痩せやノイズの心配がなく信頼してボードに組み込めるワウを探していたのですが、このワウを初めて踏んだ時は本当に感動しました。

<G-LAB社について>

まずはG-LAB(ジーラブ)というメーカー、日本ではまだあまり馴染みがないと思うので紹介しておきます。
ポーランドのメーカーで40年近くの歴史を持つ精密機器メーカーELZAB社の楽器部門として立ち上げられた新しいブランドです。
その源流は国営企業で軍需産業、医療機器、宇宙開発など高い精度が要求される分野で培った経験と技術を元に製品開発を行なっています。
メーカーの関係者の方曰く、「我々は機材メーカーではなくLaboratory(研究室)だ」とのこと
他には空間系やスイッチャーをメインに良質なペダルを発売しています。
ヨーロッパルシアーの楽器をメインに扱うノイベラックス社が正規輸入代理店になっています。






<足を乗せただけで入るスイッチ>

さてこのワウでの最大の特徴が足の重さを感知してOn/Offができることです。

内臓のバネで勝手にペダルが戻ってオフになる設計のものは他にもありますが、本機はバネ式ではなく完全に重さ感知型。

つまり足を乗せただけでスイッチが入り離すと即座にオフ。余分に踏み込んだり戻したりと行った動作は不要です。
ワウのかかり始めと終わりの音が自動的に決まってしまうバネ式と違い、どの状態であってもOn/Offができます。
加えてギアやポッドを排した光学式のペダルなので踏み心地は非常にスムーズ。

機構的には足を乗せるとペダルの天板がわずかに沈みスイッチとなる模様。
と言ってもその沈み幅と感触は本当にわずかで足で踏んでる時は全くわかりません。
手で押したり、しっかり目視したりしてやっとわかるほど。
まさに足を乗せただけでスイッチが入る感覚です。

この重さ感知スイッチやスムーズな踏み心地は本当に感動します。
ワウ好きの人にこそ体験してもらいたいですね。
またトラディショナルなワウのように踏み込んでOn/Offするようにも切り替えられます。


<ハイファイな基本サウンドと多様な設定ができるスイッチ類>

音に関しての傾向はすごくハイファイですね。
というかハイファイな音のギターを接続してもローもハイも落ちずにしっかりそのまま出力してくれます。
僕はライブでもレコーディングでもコンピューターベースで音作りや出力を行うのでこうしたペダルはとても使いやすいです。

ワウを語る上で必ず上がる「音痩せ」についてですがこちらはとても良好。
つなぐことでのノイズもないですね。
トゥルーバイパス設計で、アダプター駆動と電池駆動どちらでもできます。

また各種スイッチが搭載されていて、周波数の可変幅やカーブなどが調節できるようになっています。
使っているギターや機材とのマッチングや欲しいサウンドに応じて対応できます。

筐体は結構大きいのですが、ワウは他のエフェクトペダルよりも体重がかかるのでこのくらいの方が安心してグイグイ踏めると僕は思います。



実勢価格は26000円ほど。
Voxやクライベイビーに比べると確かに高いですが、ハイエンドエフェクター隆盛でアンプやギターよりも高い値段がついてるエフェクターが多いなか、このクオリティーで3万切っているのはかなり良心的だと思います。
気になった方はぜひ試して見てください!

ノイベラックスHP(正規代理店)
http://neuvellaxe.com/hp_neuvellaxe/neuvellaxe_frame1.htm

アムグリフブレットHP(取り扱い店)
http://www.orihime.ne.jp/~ggag/ag_framepage.htm

デジマート
https://www.digimart.net/cat13/shop4820/DS02822042/