基本的にはリズムの表がダウン、裏がアップになります。
今回はピックを前に傾けた角度で弾く順アングルでのオルタネイトピッキングのやり方を動画で解説します。
逆アングルでのピッキングもジャズやファンクを中心に愛用者が多いですが、まずは順アングルでピックコントロールの基礎を学んでください!
ピックの角度は弦に対して少し斜め
左手側に傾いた形で、腕からピックにかけてのラインがまっすぐになるようにしましょう。
手首が途中で曲がって、そのまっすぐのラインを損なってしまわないようにしてください。
この前倒しのピックの構え方を順アングルと呼びます。
手首の一番根本のあたりをブリッジと低音弦のあたりへ置きます。
ここを中心にして腕の動きも使って手首を振るように動かします。
ピックの先はなるべく出して、ゆる〜く持ちます。
そしてダウンピッキングの時はピックの外側の稜線に沿って弦の上を少し滑るような感覚で弾きます。
手首の回転を少し感じながら、真下にピックを降ろしていきますが、弦には逆らわないため、斜め前にピックがはじき出されてしまう。
そんなイメージの動きです。
アップの時はそれとは完全に逆の動き。
アップピッキング後にやや下向きになった手首をそのまま返してきます。
ピックは内側のサイドが当たります。
そして同じように真上ではなく斜めにはじき出されます。
ピックの軌道は山なり
この動きを続けるとピックの軌道は弦を頂点とした山なりになります。
この山なりの軌道により、弦を押し切らない形でピッキングができるので太くいい音がでます。
また隣の弦にピックが当たるのも回避できます。
ピッキング後に隣の弦にピックが当たってしまうようであれば、弦に逆らいすぎです。
弦にピックが負けてあげることがいい音の秘訣です。
速弾きの時でもこの山形の動きのイメージは一緒です。
この動きを速さに対応するためどんどん振り幅を小さくしていきます。
弦の反発でピックが跳ね返され、自然とピックが弦にまとわりついている状態が理想です。
音はもちろんですが、ピックのあたり具合や弦からの反発など弾き心地の部分にアンテナを立てて練習していくことが重要です。
2018年4月14日(土)
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