2016年8月15日月曜日

マイクスターン流、トライアドのシーケンスフレーズ。

マイクスターン流のトライアド活用術を紹介します。

2弦にルートがあるトライアドを使ったシークエンスフレーズをマイクスターンはよく使います。
コード進行に合わせて弾く場合もあれば、もとのコードとは関係なく、このシークエンスを全音ずつずらしていったりなどです。

マイクスターン曰く、トライアドの響きは非常に強力なのでどんなコードの上で弾いても大抵ワークするんだとのこと。

2016年8月12日金曜日

アドリブにおけるコードトーンの型、5弦ルート編。

アドリブの基本にして最も重要なポイント、コードトーン。
今回は5弦をルートとしたコードトーンの型を紹介します。

主要の形は全部で4つ。
メジャー7th、ドミナント7th、マイナー7th、マイナー7th♭5です。

1度、3度、5度、7度の4音を一塊の型として捉え、コードフォームを覚えるのと同じようにコードトーンの分布を覚えていきましょう。


メジャー系とマイナー系の指使いの違いに着目して覚えてみてください!

アドリブにおけるコードトーンの型、4弦ルート編。

ジャズのアドリブの練習で最初に覚えるべきことはコードトーン/アルペジオの形です。
コードトーンをしっかり狙って弾いていくことがアドリブにおいての基本であると同時にもっとも重要なポイントです。
コードトーンをいかに弾きこなすかがアドリブの巧拙を分けるといっても過言ではないでしょう。

ギターでは色々なところで同じ音が出るので様々ところにコードトーンが存在しています。


1度、3度、5度、7度の4音を一塊の型として捉え、コードフォームを覚えるのと同じようにコードトーンの分布を覚えていきましょう。

今回は4弦をルートにしたコードトーンの型を基本的な指使いとともに紹介します。

2016年6月6日月曜日

正しい指の立て方。指の形は台形に。

左手の指をしっかり立てて押さえる、は指使いの基本ではありますが、なかなか徹底するのは難しいですよね。
寝かせて押さえる方が楽なのでどうしてもそっちに流れてしまいますが、なるべく最初のうちから癖づけてあげられると後々楽です。
あとから癖を直すのは大変なので。

指が寝ていると音の質も悪くなりますし、コードやソロギターなどでは指が触れて鳴らない弦がでてきてしまったりします。

指を立てるというとシンプルな事柄のようですが、意外と正しい立て方ができなかったりするので図解してみます。

2016年5月31日火曜日

コラム : 弾かないとき、ギターの弦は弛めた方がいいのか?

ギターの保管方法について解説したいと思います。
「弾かないときは弦は弛めた方がいいのか?」ということをよく生徒さんから訊かれます。

弾かない期間がどのくらいかにもよりますが、基本的には弛めなくても大丈夫です。
弦を弛める目的はネックへの負担を減らして反らないようにすることです。

しかしネックは弦が張ってある状態を前提として強度設計がなされています。

弛めることでそのバランスが崩れてかえって反ってしまうことがあるんです。
なので基本的にギターの弦は張りっぱなしで平気です。

2016年5月13日金曜日

The Beatles, While My Guitar Gentry Weepsのコード進行分析 その2



ビートルズ時代のジョージハリスンを代表する曲の1つ,
While My Guitar Gentry Weepsのコード進行分析その2
今回はAメロの後半のEの出自やBメロへの展開について言及してみたいと思います。

2016年5月12日木曜日

ビートルズ、While My Guitar Gentry Weepsのコード進行分析 その1



ビートルズ時代のジョージハリスンを代表する曲の1つ,
While My Guitar Gentry Weeps。
今回はこの曲のコード進行について分析してみたいと思います。
キーはAm、Bメロで同主調であるAに転調しています。

この曲のポイントはなんといっても冒頭のクリシェラインであると思います。
またそれに伴うモーダルインターチェンジも見逃せないポイントですね。

冒頭のAmからベースラインが順に下り、4小節目のFにつながっています。
ベースラインを含むコード内の音が半音ないしスケールに沿って滑らかにつながっているコード進行をクリシェと呼びます。
サムシングでも使われているジョージの十八番ともいえるコード進行ですね。

2016年2月22日月曜日

Freddy Kingのインストブルーズ、San-Ho-Zayをギターデュオで演奏しました!

ブルーズをエレキギターデュオで演奏しました。
エリック・クラプトンに大きな影響を与えたフレディー・キングのインストナンバー、San-Ho-Zay。
フレディー・キングはインスト曲を数多く発表していて、Hidawayは有名ですね。
San-Ho-Zayは8ビートのストレートなリズムで、結構ロック寄りなブルーズです。

このロック風味はフレディー・キングの特徴かなと思います。
結構深い歪みトーンも扱ってたりしますし。

2015年11月15日日曜日

ギターのコードチェンジを滑らかに行うコツについて動画で解説しました!

コードチェンジを滑らかに行うコツを動画で解説しました!

コード弾きの練習で難儀するのはやはりコードチェンジなのではないでしょうか。

コードチェンジは複数の指を同時に動かすので一瞬で行うことはできません。


コードチェンジのためには左手を早めに離して次のコードに向けて指を動かしていくことが必要です。

その左手を離すというコンセプトについて動画で解説しましたのでぜひ練習に役立てて下さい!

2015年10月31日土曜日

Pat Methenyの秘密に挑む 3 〜左手人差し指によるミュート〜

Here To Stayのテーマ部分よりパット・メセニーの運指とミュートのコンセプトについて考察したいと思います。

このテーマは映像をみると中指と小指という指使いで弾かれています。
一見、弾きづらい指使いですが、パットメセニーはどのような考えでこの運指を採用しているのでしょうか。


インポジションとミュートという観点から見ていくとこの難儀な指使いも非常にリーズナブル感じられます。
この2つの観点からこの運指を掘り下げていきたいと思います。

2015年10月1日木曜日

ギターの正しい構え方。斜め45度でギターを持とう。

ギターを演奏していてうまく左手が動かない、コードを押さえる時に指が届かないなどど感じたことはないでしょうか。
特にコードは複数の弦を同時に押さえるので難しく感じてしまうことも多いと思います。

そんなときに見直して欲しいのがギターの構え方です。
正しい構え方で演奏できれば、指の動かしやすさ、力の伝わりやすさがぐっと増して上達のスピードが早くなります!

今回はギターを斜め45度に構えるフォームについて図解しました。
こうすることで左手がとても動かしやすくなります!

2015年9月30日水曜日

Pat Methenyの秘密に挑む 2 〜左手でも弦にエネルギーを加える〜

パットメセニーの音が持つ説得力は右手のピッキングのみならず左手のフィンガリングにも由来しています。

音の質はピッキングで決まるようなイメージがありますが左手でどのように弦を押さえるかでもかなり大きなファクターを占めています。



パットの左手を見ているととても大きな動作で左手のフィンガリングを行っているのがわかります。
今回はこのパット・メセニーの左手の動きについて解説したいと思います。

2015年9月28日月曜日

Pat Methenyの秘密に挑む 1 〜インポジションへの執拗なまでのこだわり〜

Pat Metheny Group、Live In JapanのHere To Stay、ソロ部のワンフレーズを採譜しました。ここから見えてくるパットの運指に対する考えを考察しましたのでフレーズのコンセプトと共に紹介したいと思います。

マイナーペンタトニック+αというギターにおいて弾きやすいかつポップに聴こえる音使いでくみ上げられたシンプルなフレーズです。
しかしながら、その指使いからパットの運指に対する考えを垣間みることができました。

キーポイントはインポジションに対する徹底的なこだわりです。
そのこだわり故の正確な運指とフレーズ展開がパットメセニーのアドリブの秘密の1つだと思います。

オクターブ奏法の時は人差し指と小指のどちらを見るか。  Wes MontgomeryとGeorge Bensonを例にした考察

オクターブ奏法において目線をどこに持っていくかは特に重要になります。
これには主に2つの理由があります。

1つ目の理由は単音のように1つのポジションに手を置いて弾くことが出来ず、ポジションチェンジの連続して行っていく必要がある奏法だからです。

極端な言い方をすればコードチェンジを一音ずつ行っているような感じですね。


従って正確なプレイのためには左手に先んじて目線を移動させていくことが必要です!

2つ目の理由はオクターブ奏法ではやや離れた2カ所を押さえるため両方を同時にみることはできません。
正確にいうと両方見ることは出来るのですが、その場合は広い視角で左手全体をふわっと見ることになります。
そのようなソフトフォーカスな状態では運指に正確性をもたらすことは難しいのです。

そこで目線をフォーカスするポイントを低音側を押さえている人差し指か高音側を押さえている小指かに絞る必要があります。
実はオクターブ奏法はこのどちらの指を見るかによってその性質が大きく変わります。
それぞれのメリットとデメリットをそれぞれの代表格、ウェス・モンゴメリーとジョージ・ベンソンを例に挙げて解説しました。
みなさん各々の志向するスタイルに合わせてオクターブ奏法の方法を選択してください!

2015年8月11日火曜日

ギターの練習の始め方。伴奏の仕組みとは? コードとは?

ギターを始めるに当たって、最初は何から始めるのがよいのでしょうか。

教則本なんかには基礎練習の類いやコード表なども載っていますが、まずはなによりも実際に曲を演奏する練習をしてみましょう。

弾ける曲のレパートリーを増やしながらその中で必要なテクニックを身につけていく感じですね。


基礎練も大切ではありますが、まずは音楽を奏でる楽しさを体験してみて欲しいと思います。

今回はギターでの伴奏の仕組みと練習の始め方について解説します。
ギターでの伴奏はコードを様々な方法で鳴らしていくことで行われます。
ではまずコードとはなんでしょうか?